沖縄県名護市にありますオリオンビール工場は、いつでも見学ができますので一度行ってみました。生産量の7割は沖縄県内で消費しています。ただ目下は経営危機後アサヒビールの管下に入っています。
沖縄独自の製法からの味かはわかりませんが、材料の違いや気候及び水の違いそして製造法の違いがあるための美味さのように思います。砕米も使っていると聴き、これは泡盛との繋がりも感じました。
50周年の今、新たなビール競争にどう立ち向かっていくのかは、見学しただけでは分かりません。しかし沖縄と近い台湾をはじめ南米などに移民した沖縄人そして本土にいる沖縄人の間に根強いオリオン ビールファンがいます。
更に350ml缶(生)で、名護では那覇より値段が安いことを発見しました。名護市内と那覇・空港では20円の差もあります。輸送費の関係もあることでしょう。
そして当初から名護に工場があるのは、北部には充分な水源があることがよく分かります。中部や南部には緑は少なく平地は米軍基地になっています。が、北部はパイナップル畑をはじめ緑地が広がっています。これからは自然を破壊する北部振興策が目白押しです。自然と美味しいビールや泡盛の産地である地域を維持しながらの生活向上を願っています。もちろん基地の移転拡大には反対です。
*写真は国指定のガジュマルの大樹