普段は信者や檀家だけの行事でも友人・知人から一般の方々まで参加を認めたり、求めている宗教行事がありいってきました。それもテレビや新聞などにも周知告示している催しでもあります。
10月13日、日蓮聖人の亡くなった御会式<法会>は、お祭り並みの賑やかさでした。本院の総本山身延山久遠寺ではなく、関東の拠点であり、入滅した大田区の池上本門寺で、726回目の命日を前日賑やかにそして荘厳に万灯を飾り太鼓を鳴らして多くの日蓮系寺院などの団体(講)で参拝していました。それ以外に一般の参拝者が40万人以上(宗務院発表)が池上駅周辺から本堂に向かって行列をしていました。
(昭和30年代は100万人以上の人出ともいわれています。「一日法華」の方たちです。)
外国人も少し見えましたが、驚いたのは日蓮宗以外の日蓮系の日本山妙法寺や立正佼成会(創価学会は教理、教説の違いでか不参加)など日蓮宗から分派していった宗派や団体も宗祖日蓮の命日に万灯をもったり太鼓を鳴らして参拝していたことでした。この万灯から江戸時代には火消しのシンボルである纏いになった因縁のグループもいました。多士済済の方たちが、立正大師日蓮聖人の命日に参拝していたことでした。
こんなオープンな宗教行事もいいものだなあ、との感想でした。もちろん地元との関係も大変いいのでしょう。そんな感じでの散策でした。
*タイ文化研究家のページです。上座部仏教を中心に紹介しています。