イラクでの話ではなくスリランカの話です。インドから移ってきたシンハリ人とタミル人たちの一方は仏教、他方はヒンズー教に分かれています。数人のスリランカ人(シンハリ人=仏教徒)に聞くと、ささいなポリスとのトラブルがあり、それが現在は兵士とヒンズー教徒の過激なグループ*との対立になっています。北部のジヤフナ地域での戦いが激しいようで、多くの人たちが中部などに避難してきています。
根っ子はもっと深い宗教以外の政府の仏教優遇策や融和策そしてシンハリ人とタミル人たちの王朝時代の歴史的なもの(独立)があるようです。
スリランカ国内を歩くと仏教国であることがわかります。ただガネーシャ像(ヒンズーの神)やキリスト教会及びイエス・キリスト像なども目立っています。また、イスラム教徒である服装の姿や帽子の人たちそしてモスクも方々にあります。仕事、教育などにも多くの対立を避けて融合してきた「タガ」がきれたのは、何なのだろうか。
ヒンズー教と仏教とは兄弟宗教の関係にあり、スリランカのキャンデイ市のヒンズー寺院では仏教徒でも快く参拝を許してくれました。
平和で輝く美しい国に早く戻ってほしいものです。
ただこれらは宗教間同士の対立ではないです。政府や権力者(指導者)側の問題といえます。
*タミル・イーラム解放の虎