「あんごう」と読みます。仏陀はインド国内を毎日托鉢や説法に出かけていましたが、雨期の3ヶ月(7月から10月)は自然(虫たちのことも考えています)を重んじる考えから寺に閉じ篭り修行をしていました。タイなど上座部仏教国の国でも同じにその間は旅行をしたり、特別な行事をせず、仏教の勉強や戒律の修行を重ねます。僧侶たちはその90日間の修行を何回終えたかが評価の対象にされます。年齢でなく「パンサー暦」です。高齢で出家すると間違われます。僧衣は同じですので見分けがつきません。
大乗仏教の国日本の各宗派でも安居があるようですが、安居期間、安居方法、が違います。僧侶であっても戒律が厳しくないようです。研修といいますか僧侶になるための修行は禅宗系では厳しいそうですが、僧侶資格と連動しているようです。
タイ仏暦2548年の安居は10月18日の仏陀の日に終わります。その日は短期間出家した多くの男性たちの関係者も寺に集まり、修行を終えた僧侶たちを称えます。
全国で毎年何万人もの若者たちが安居期間仕事や学校を休み出家する制度は貴重です。