民主主義国家の運営は、国民(市民)からの代表を選出し、皆さんの税金を其の声や代表者の政治信条から国や社会のためにルールを定め執行することと認識している。
2019年の日本の統一地方選やタイの5年ぶりの国会議員選挙を散見し「同じだなあ」「まだまだ改善の余地があるなあ」を独り言として書く。
「同じだなあ」は、車時代なのでその活用にある。その運動体は異なるが政党や立候補者の看板をつけて闊歩している。日本はそれに加えスピーカーで連呼やお願いスタイル。タイでは道路等に立て看板で訴えていた。一方はうるさいが他方は静かだが、噂では戸別訪問や金(票)のやりとりが両国とも囁かれている。政策の訴えには集会やチラシ等がある。タイでは無料の飲食が伴っている場を目撃した。
「まだまだ改善の余地があるなあ」は、日本のほうかもしれない。初めて公示日立候補者の七つ道具の受領に付き合った。その細かさは法律によるようだが厳しいのと現場(市区町村)の選挙管理委員会には権限がないようだ。すべて抽選方式や何故2人以上での確認作業が必要なのかの疑問が残った。
タイでは村長や国会議員以外の選挙には遭遇していない。県知事は政府の任命制だ。噂だけではなく実際問題のある選挙制度を多く見聞きする。日本も過去にあった金銭の授受があるようだ。まだ国民に政治の関心がないことをいいことに好き勝手もあろう。日本もタイも<お上><権力者>に弱いようだ。
内情を知っての紹介ではなく観て聞いた雑感です。両国とも被選挙権(選挙権の18歳は同じ)の幅を広くしたり、もっと
女性議員がふえればいいなあとの感想を持った。数字の比較、数字の結果の評価も大事だが市民感覚(民意)とずれたらもったいない。
@2019年5月10日付きの新聞によるとタイの3月24日の選挙結果が公表された。タクシン派の貢献党が136人で第1党、軍の国民国家の力党が115人、その他3党で183人、残りは少数派66名。500人の下院と軍の任命の250人の上院で首相がきまる。予算、法律等は下院で決めるのでこれからの混乱は避けられない。5月4~6日のワチラロンコン新国王の戴冠式の前に4回目の結婚も報道された。
@6月3日に選挙の最終結果の議席が公表された。タイ貢献党136議席、国民国家の力党116議席、新未来党81議席、民主党53議席、タイ名誉党51議席。