沖縄に行く目的は、仕事・研究から観光・交流そして「反基地」に変わった。琉球(沖縄)史を学べば学ぶほど琉球(沖縄)人の不屈で果敢な精神(こころ)が分かってくる。優しく控えめで広いこころを持っていても伝わらないことに応援者として歯痒い思いを持っている。辺野古新基地の大きな争点は、戦後アメリカ軍に撤収された宜野湾市にある普天間飛行場の危険性や騒音の除去だ。何故アメリカ政府の要望(新基地等)を日本政府が受け、国民の税金で建設しなければならないのか!それも基地70%を占める同じ沖縄県内にだ。
建設投資や雇用などの経済効果で人々のこころは簡単に動くのか!。失う自然、一時の経済投資や雇用の結果人々の対立は生まれ、矛盾が露出し、子々孫々に誇れない破壊がいま起きている。
沖縄の人たちの自然と人類(郷土)を愛するこころはずたずたになってしまった。政治の民主的な選挙の結果(知事選や県民投票)の声も聞かず、普段でも国は沖縄の日常的な伝統や文化の育成や福祉・教育に力を入れているのかの疑問は消えない。
辺野古新基地問題に象徴されているが、「沖縄の海は国民みんなの宝」「沖縄の自治は沖縄の人にある」と思っている。もう基地依存社会は求められていない。<観光の島オキナワ>を中心とするもっと施策への投資が必要だ。例えば沖縄モノレールの延伸や利便性の向上(交通渋滞の解消、交通事故の減少、環境の改善)に力を注いでほしい。もちろん国からの資金を引き出させたい、多くの県民はそれを願っている。
@追加コメント;3月16日「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催の県民大会を取材した。<土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り・辺野古新基地建設断念を求める3・16県民大会>だ。生の声を聞いた。多くの方が静かにそしてこころひとつに集まりに参加していた。右翼の宣伝車(6台)の邪魔をものともせず、県内各地から普通の人たちがきていた。この空気をどう伝えていくのか考えている。
県民大会には1万人以上の参加者がいた。が、国際通りには中国人をはじめ多くの観光客がいた。現地での座り込みや集会もいいが国際通りでのデモやチラシ配布をもっとしたら・・・と個人的には思った。そう思っていたら自転車に「沖縄独立」(政治的主張は違うがこの意見は昔からある)の旗をつけた男性がいたのには心を強くした。
それらの指摘や意見・行動から“建設の変更や中止”に繋がることを期待している。