“民政に譲る気がないタイ政府”
2014年5月のクーデターから続いた軍事政権、選挙で下院議員を選ぶ選択に舵を切った。日本と比較してどこが違うかみたままを投稿する。一言で言えば「立て看板」が賑やかだ。それに車でアピールする移動スタイルそして細かいチラシや大きな集会を目撃した。
選挙戦に詳しい在タイ20年の日本人のA氏曰く「立候補以前に結果は決まっている。一人政党を含み70~80もあり立候補者は地縁で繋がっている」との弁。日本のメデイアはタイの状況を現地スタッフから得ており、現地に住む人たちは噂でしかわからない情報を政府等からも得ているようだ。
ここからは見たままをコメントも入れて疑問等を述べてみたい。2月24日から3月24日に延期したが約2ヶ月前の立て看板は軍服姿の立候補者ばかりだった。先陣を切った効果はあるのだろうか。その後私服に軍服姿から変えたり両方の立候補者もいた。立て看板は同じサイズだが一人から複数候補の写真姿もあった。チェンライ県から立候補している数少ない女性候補のデットガー候補は「タイ語と英語でchange」を立て看板のスローガンにしていた。投票は村単位で投票所が設けられるのだろうが、32人の顔写真を貼る用意があった。しかし道路で見た立て看板の数は10名もいない。残りは泡沫候補なのだろうか。
@余談;タクシン派政党に解党命令が出された。タイ国家維持等党に対し憲法裁判所が3月7日決定したポイントは<ウボンラット王女の党の首相候補案が、王室の中立性を侵し立憲君主制に違反する」とのことのようだ。またまた地方の農村部の支持が篤いタクシン派つぶしが軍部と司法が一体となって推進されたようにみえる。タイは2院制だが上院は軍部の任命で250名、下院500名は総選挙となっているが其の行方はわからない。