日本とタイを往復すること9年半、20数回の訪問。その心の変化と肉体の衰えそして外部環境にそっていくことのつらさや疑問及び不安な自分に驚き、また精神の不安定さに陥ることが多々ある今日この頃。
諸行無常は、生滅変化する一切の現象のこと。生老病死は、人間が生き物であるための苦しみで、お釈迦様が悟った(教えた)四苦<八苦>のことだ。
諸行無常は、苦ではないが自分の心、相手の心に逆らうことの愚かさが見える、「つまりあきらめと執着しない」こと。一方、生老病死は、逆らうことができない誰でも通る人生劇場である、「つまり人生の約束手形か片道切符」であろう。
長年の日本タイ文化交流から考えた生き方、考え方の基本は、「人間みな同じである」「一人ひとり個性は違う」「正しい行いは評価される」「いいもの(こと)は継続する」ことにある。
このような仏教哲学と実践にふれられそして時間をすごせる幸せを味わっている。次の人生はないので四諦八正道で日々精進するのみ。
(ワンプラの日、出家寺院(ワットタースット)で考える;9月3日)