タイとビルマ(ミャンマー)の国境は、メーサイとタークが橋で繋がっている。いずれもタイ北部だが双方の住民たちが行き来できる国境は他にもある。ミャンマー国境の町はタイバーツ圏であり、中国製品に加えタイの製品が豊富に売られている。
この国境の街が好きだ。車が左側(タイ)通行から橋の真ん中で右側に変わるのも面白い。タイ側の街で働くミャンマー人も多い。あるミャンマー人経営の雑貨屋の店頭に座りビールを飲んでいると共同体なのか密売人らしき連中から物販車たちの出入りが激しく誰が経営者かわからない。丁度イギリス人が隣に座り「薬」をすばやく受け取っていたのもその店頭。日本らしい人を見ると「バイアグラ」の声をかけられる。国境は、約10mの川だけ。人も物もその気なら簡単だ。 昔、ノンカイから船でラオスに密入国をさせられたことがある。夕方で入管職員がもういなかったが、船でビエンチャンの郊外に連れて行かれた。翌日ラオスの日本大使館に相談すると大変怒られた。しかし元日本兵のスタッフに助けてもらったことがある。
夕方の7時と朝の7時に橋ののところに立ってみていると夕方は、ビルマの町タチレイクに帰る人や車の列、そして朝はメーサイにある学校に行く通学車に乗ったタイ人たちがいる。簡単なチェックだ。
国境の町の往来は、仲がよければスムーズ。一触即発状態なら厳しい。
早くスーチー政権になることをメーサイにいるミャンマー人たちは願ってポスターを店頭に貼ってあった。
余談;30日間延長のビザ取得へ陸路ミャンマーのタチレイクに出国するときストップされた。「航空券を出せ」と言う。<ない>と言うと「それならいけない」と言うので思案したが、賄賂それとも出直しか・・・。偶然もう一枚メモ代わりの印字したものがあり、返してくれなかったがOKになった。ミャンマー側もいつもは当日中の滞在や宿泊もできるのだが手数料500バーツを払い即スタンプを押し、タイ側に追い返された。