戒名の本「自分でつける戒名」松原日治住職監修、著者はフリーライター門賀美央子さん、を面白く読みました。私がタイで『戒名フリー』を宣言して3名の方(生前が2名、死亡時が1名)の授戒をし、日本でも2名の方に授戒[1名は生前戒名、1名は葬儀時]をしたところS宗のC寺院で死亡時(葬儀)小生が授戒した際の戒名での納骨は拒否をされ40万円(及び管理料10万円)を支払ったそうです。そうしないと≪母親と同じ墓に納骨をさせない≫、とのことでした。
*このBLOGには「独居老人の死」(6/13)や「在タイ日本人に戒名を授与」(2/18)について紹介しています。
松原日治住職監修「自分でつける戒名」にも菩提寺のある方には授戒しない。金額は3万円、原則は生前戒名、自分でも戒名を作る事を推奨(自誓戒名)、もっと面白いのは父母や自分の戒名が気に入らなければ変更してもいい、生前戒名のお披露目会を開く、などを提唱と推奨している単立宗教法人の方です。宗教学者の島田裕己は、もっと自由で葬式も墓も戒名をいらないことを提唱している。著書「葬式はいらない」「戒名は自分で決める」等。
戒名(法名、法号)の意義や金銭(お「布施」で料金ではない)の高さ[数十万円から100万円を超える]それも身分差別的な院号・位号などに多くの方から不満や疑問が出されている時代です。
*小生はタイでは最大級の戒名を授与することにしています。
ただ“自分で戒名を作ってもいいが菩提寺の住職に提案できる程度、ただ決定権[授与]は寺院の住職にある”、もちろん“「お布施」(戒名料)は支払う事”、といわれた行田市の寺院世話人の知人もいます。まだこの制度を変革できることは困難です(つまり「墓質」です、<改葬>も寺院側の意向が強いです)。古い墓地寺院はそれで経営を維持しており日本独自の江戸時代からの習慣です。民間の霊園や公営・民営の墓地なら問題はないでしょう。小生は、現在共同墓やフリー戒名を日本でも推進中です。もちろん、寺院をもたないフリー僧侶の立場ですので可能です・・。
@Hさんに小生が授与した戒名(法号)は、「大空院妙照居士」、C寺院は「翔覚照道信士」でした。