「ハマさん」の愛称で知られその容姿は武道家のような髪型そして180センチ以上の痩せた主浜節雄さんがご逝去された。メースワイのドイチャンで8年前から開墾していました。やっと多くの赤い実をつけ年間36トンの収穫が採れるようになり、「幼い男の子2人に立派なコーヒー園を残せる」と言ってました。
残念なことに2月12日心臓発作のため66歳の生涯を終えました。
2013年7月6日ミニコミ誌のCHAOを見て法話を聞きにきてくれて以来、時々よってくれ.たまには泊まりいい酒を飲んでいました。おいしく高品質なドイチャンコーヒーをまっしぐらに目指していました。過去の日本での仕事からは想像もできないものでした。2月末には収穫が終わるころなのでご招待を受けていました。
1月よっていただいたときのインタビューでは「ここドイチャンは人口約5千人、99%はコーヒー農家、約1000軒の住まい、アカ族とリソ(リス)族、1本の木から3-5キロの実、2015年には100%実をつける。又、盗難や人夫の確保に頭が痛い。」と語っていました。
日本での輸入や販売を助けていたYさん<本人曰くは“男のロマンとしての投資”>が來タイし、ハマさんとの待ち合わせの2日前にチェンマイの日本総領事館から死亡を知らされ驚き、翌日WATJAPANによるのを思い出しHPから電話番号を調べ連絡してくれました。2人でどうするのか家族との細い糸を手繰りながら葬儀に参加しました。<チェンマイの日本領事館は3連休中、交流のあった人たちとの縁の薄さには驚きです*>
まだ十分生活が安定していない中での死去そしてコーヒーの収穫繁忙期のため病院から検死後焼場に直葬(じきそう)の簡単なものでした。
せめて日本式(小生)とタイ式(4人の僧侶)による霊山浄土への引導がなされたことは幸いといえましょう。合掌
*このBLOG投稿以後、2人の方から電話と訪問をいただきました。ハマさんには結構いい知人・友人がいましたね。ある方は子供の支援を申しいれてくれました。このような嬉しい気持ちが伝わってきたのは久しぶりのように思います。
*4月中旬メースワイを訪問してくれたTさんから、悲しいニュースが2つありました。ひとつは幼子の2人は養子にだす、コーヒー仲介業者への借金の返済のため奥さんが働きにでている、とのことでした。ただコーヒー園は維持しているようです。