日本は四方を海に囲まれているので国境での緊張は伝わってこないですね。朝鮮半島の板門店に行くと大変緊張します。お互いが不信の中で挑発寸前の観光客などの視察団の行動に監視の目が光っています。EU(欧州連合)のように段々と経済や政治の国境がなくなってくる地域もあります。
タイ北部のチェンライ県メーサイ市はビルマ(ミャンマー)との国境の一つです。日帰りビザは当日取得できます。国境の扉が閉まったらどうなるのか体験したことはありません。ビルマ(ミャンマー)入国管理事務所にパスポートを預けているので宿泊の際には必要なので不可能でしょう。ただ不思議なことに夜間にはタイ側にビルマの子供たちの物売りが沢山います。彼らは身分証明書で通行が可能だし国境閉鎖がなければ何も無くいつも行き来ができます。僧侶や役人などの制服を着ていれば通行が自由です。もう一箇所のタイ側のターク県のメーソット市からビルマ側のミャワデー市への出入国の方が厳格でした。麻薬などの取り締まりの問題があるそうです。日本人でもこの周辺に出没する人たちはそう思われているようです。又、一昨年の朝日新聞には「日本人の孤児」がこの北部の国境当たりに沢山いるとの報道もありました。考えさせられる国際交流もありますね。