ミャンマーとタイとの国境検問所は4箇所以上あります。そのひとつタイ最北部のメーサイとミャンマーのタチレイクは私の知る限り一番往来が多い検問所です。陸上で隣国に行くと航空便の半分15日間の滞在許可が出ます。日帰り滞在(ヴィザのためと買い物)は度々しました、今回約30年ぶりに1泊町に滞在して観察してきました。軍事独裁政権から民主派のスーチーさんの政界復帰、オバマアメリカ大統領のミャンマー訪問など中国からの影響を脱皮させる動きが活発です。その現状を足や鼻や口などを駆使して見聞してきました。結論から言えば「その萌芽が見えた。」と言えます。建築中の建物は、銀行であったり旅行社であったりそしてホテルなど人々の往来が期待されています分野です。物流は中国からの製品が減ったのか閉店している店が多いです。値段は、タイに比べ1・2割程度の安さでしょうか。一方、コンビニ店は増えていました。それも中堅の店では女性店員が籠を持ってついて来ました。
この町タチレイクでは、ゲストハウスの階段の廊下にスーチーさんの写真が飾ってあったりしていました。しかし未だ供給不足なのでしょうか、タイ側のホテル並み以上の高い料金には驚きです。人々の生活は急激には向上しません。タイに比べ生活は10年以上遅れている感じです。そのタイも首都を除き都市と地方の格差は数年以上の格差がありますのでタイと日本との生活格差なら10数年以上でしょうか。これからはタイとミャンマーとの経済競争もあることでしょう(現在は出稼ぎミャンマー人が安い賃金で働かされています)。伝統文化面では発展が遅れた方に残っているので今はミャンマーに沢山ある感じでした。国内では民族の対立もありますが、今後のミャンマー(ビルマ)の成長が楽しみです。