台湾の旅行者は、中国本土からの中国人たちで溢れていました。双方の3つの禁止(三通・三不)が解かれたためです。その一つが「通航」の禁止解除でした。今年(2011年)は中華民国建国100年です。そして来年1月は1996年以来の民選総統選挙です。1949年毛沢東の中国から蒋介石たちが台湾に渡ってきてから台湾が中華民国に衣替えして久しいです。現在は中国人同士が戦争をしているより相互協力して世界制覇を政治経済そして文化でも覇権を狙っているような勢いを感じます。その一つが台湾の故宮博物院にある文化遺産類です。真っ当に見られないくらいの中国本土旅行者たちの人ごみです。又、ホテルの食堂やロビーで出会った中国本土からの中国人達のマナーは少し気になります。しかし、服装は立派です。
その一方ここ数年日本人観光客の伸びはそんなに多くはないようですが、日本語の看板や日本レストラン類の多さは明治時代から始まった日本の支配から引き続く台湾人の親日の結果でしょう。
東南アジア派として見た台湾は、沖縄以上に自然と文化に恵まれた麗しの島です。しかしその活気は《飛行機の水平飛行の段階》の感じでした。ただタイをはじめ東南アジア諸国は【離陸から急上昇中】でしょうか。長期滞在するならやはり若々しく人情溢れた成長中の東南アジアの方が好きです。