タクシン派(元首相)だ反タクシンだと云って、2006年9月からデモや抗議行動をしてきた結果、4年後の2010年5月、軍の武力による強制排除があり、またまた多くの犠牲者がでました。タイの4・5月は大変蒸し暑く体温以上になることも多いです。「やっていられない」気持ちです。そこを通過しても雨季の終わり頃にもよく事件があります。それは気候だけでなく国民性が相まっています。「タイ人」を知れば知るほど<不可解>な国民です。タイ人の根っ子は中国からのタイ族アルファですが、現在の民族・人種構成はもっと複雑です。主導権は「タイ族」でしょう。しかし貧困な人たちの出身地は同じタイ族のラオス系や別のマレー系でしょう。其の人たちの生き方、考え方は宗教を超えたスピルチアル(霊的)な行動をとります。理屈ではなく大変単純明白です。『良い悪い、好き嫌い、正しいおかしい』を、普段表面にださないが、何かキッカケがあれば異常な行動にでます。毎日現地の新聞には殺傷
事件の記事が出ます。その理由は単純明白です。これらのことに対し上座部仏教のタイ仏教では一番に「殺生」を戒め「慈悲」を教えています。しかし、《何故》との思いです。
ただこれらの戦いはタイ式民主主義移行期の手法ですので、われわれ外部のものは非難や中傷誹謗はいけないでしょう。ただ批判的な分析は必要です。最終的には『タイ人たち』が決めることです。