タイに行く旅行者は減少しています。其れは一番にはタイの不可解な民主主義社会ルールの不理解からの不安でしょう。何度もクーデターによる政権交代がありました。一時期よりクーデターによる政権交代が減少したらデモの連発です。今まで其の調停はプミポン国王の裁定で、終結しています。
これらを指導したり、参加しているのもタイ人です。そのタイ人もひとつではありません。都市農村格差、地域格差、年代格差、学歴格差、出身格差、民族格差などが背景にあります。政治の事は外部のものは口を出さないほうが良いでしょう。ただ政治と経済及び社会とは切っても切れません。生活の不満が政治に向っていきます。犯罪にも走っていきます。日本人たちはお金持ちと見られています。西洋人たちと生活行動が違います。買い物やレジャーでも乗り物でもすぐ日本人はわかります。其の方たちがタイ人を、タイ国をどう見ているのか。私と違う部分もありますし同じ部分もありますが、少し予測をします。
・ 農業そして工業のバランスが崩れ、公害の多い町になるばかりでしょう。
・ 人心は荒れていき、タイの仏教信者は減少していくことでしょう。
・ 格差は益々開き、裕福層と貧困層の格差に加え中間層の拡大の三極化となるでしょう。
・ 東南アジアの政治経済文化の中心地を他国に譲り渡すことになるでしょう。
・ 遅れた地方分権化が加速され、政治的かつ民族的な対立が増幅することでしょう。
いずれも好ましいことではありません。伝統的なタイの文化が破壊されていくことは偲び難いです。王室文化は貴重です。王宮内にはそのような伝統を守る工場や施設がありますが、後は全国的なバランスある均等な文化向上が期待されます。そのためには「対話と智慧そして慈悲」のタイ文化を再度見直すべきでしょう。