「結婚」には『婚姻届』があります。しかし事実婚という戸籍に入っていなくても共に生活をしている「同棲」や「同居」などの言い方もあります。法的な解釈に於いて必要な時には、民生委員などの証言で厚生年金や保険など公への諸手続きには夫婦として認められています。
一方、ある相談を受けて調べたのは、転籍に寄って過去の経歴が見えないことがあり、それを知るのは当該の自治体へ段階的に問い合わせれば出生時から分かります。
新しく結婚をするために過去の結婚暦を隠すのに転籍方法がとられています。そこまでして隠す必要はないように思いますが、人それぞれです。日本では戸籍制度が江戸時代幕府の命令で仏教寺院が行っていました。世界でも日本と日本の周辺国(朝鮮半島や台湾など)以外こんなに戸籍制度が整った国はないようです。婚姻届をださないでも生まれた子供の認知がもっと自由であっていいのではないでしょうか。婚姻中の制約(義務)のことや離婚時のトラブルなどの諸問題を考えると入籍をしたくない事情もわかります。
この調べたケースでは本人(男性)の戸籍の履歴から過去の結婚暦は見えませんでした。ただ事実は35歳以前に婚姻暦があるようです。その時点で小学1年生の子供もいるようですので子供の入籍は女性の方にでしょうか。このような遍歴をしている男性の人生に大変疑問を感じます。