焼失した五重塔が134年ぶりに復元され、調度5月17日の落慶式典に出席できました。日蓮宗の総本山で、日蓮聖人が9年間この地で法華経を読み、指導した所です。
山梨県のここJR身延町駅から寺院までも栄えています。総門から300万坪もある山々や土地は信者である波木井公日円(円實寺)が寄進したものです。日蓮聖人の精霊の宿るところで1982mもある霊山七面山をはじめ山々を「南無妙法蓮華経」を唱えながら途中の祠によりながら参拝し健康と人生の安寧を多くの方たちが願って参拝しています。
五重塔は「宝塔」と呼んだり「仏塔」、「仏舎利塔」とも呼称しています。シンボルである五重塔は、世界への「法華経の発信塔」、時には「人々の平和な心の受信塔」或いは「法華経の総供養塔」とも言われていました。法華経の見宝塔品や神力品のなかにその効能が説かれています。
わが国で最古の五重塔は、「法隆寺」(31・5m)で7世紀後半から8世紀前半の建築です。また、最大の五重塔は、東寺の54・8mで1644年に建築されました。日蓮宗身延山久遠寺の五重塔の建築費は、不明です。全国多くの檀信徒たちからの寄進です。高さは国内第2位の38・2mですが、周辺の山から切り出された霊木でできた伽藍です。
日蓮宗の名刹寺院は、総本山以外に遷化された池上本門寺や出家され開宗した清澄寺(千葉県)等が著名です。