窪寺ゼミの聴講を1月に終えました。そこで感じた先生の願いの結論は、<まだまだこの言葉を理解できない方々への啓蒙と楽しい学問の発展を祈る>姿でした。私は「誰でもいつでもどこでもできるスピリチユアルケア」の必要性を強く感じ自分の立場で臨床実践していくつもりです。学問と修行の2行です。「癌患者 誰でもできる スピリケア」(俳句)は、そのひとつです。
看護師は重病な病人たちを毎日診ていますので患者の心理をよく分かっています。しかし医師を始め医療関係者や患者家族・友人・ボランテアそしてこころをケアする宗教界や教育関係者への理解と発展を強く願っています。
1月16日農林水産省主催で「農業と障害者福祉の協働による農業・農村の活性化」には沢山の方が参集していました。もちろん背景のひとつには農業後継者不足がありますが、園芸や農業には自然治癒力があります。人間力の回復を醸成することへの関心が高まっていますし、心身の病人たちの安らぎや癒しでもあります。
数字(利益)を求める経営者や肉体労働の仕事の方でも安心や安全を願う気持ちからのスピリチユアルがあります。窪寺先生は、「皆さんのなかで神や仏の宗教ケアから超越したスピリチユアルケアを確立して欲しい」と願っていました。