日本の祝祭日の中に宗教の祝日はありません。習慣の中や言い方を変えて季節の祝日(春分の日、秋分の日)やお盆休みはあります。国の宗教が憲法などで決まった国には宗教の祝日があります。
例えばタイは王室関係の祝日に次いで仏教関連の祝日が多いです。
クリスマス休日は日本の民間企業にはないでしょう。しかし外資系や外国人の就労者が多ければ休暇にしても問題はないでしょう。
無宗教の方たちや単なる社会的な習慣重視派の方たちは、日本の祝日も楽しみ、キリスト教のお祝いも楽しみます。お寺でもクリスマスツリーを見たとの話もあります。
最近日本ではレジャー連休日(振替休日や移動休日のため)が多く、観光旅行業者のためと家族団欒や生活余裕派のためです。しかしながら学校の授業や月曜日休館のパターンが崩れてきています。
ここで辛口を一言。
日本人の大多数は名目上仏教徒ですが、お釈迦さんの生誕(日本では4月8日、タイでは5月の旧暦移動日)祝いを寺院や公の場所では祝わなくなってきています。その反面キリストの生誕を祝うクリスマスツリーは一般的な商店街を始め個人宅、幼稚園、会館などでも見られる不思議な国日本です。ましてや大人のバーや飲み屋でもあります。夢のある子供へのクリスマスプレゼントは、誕生日に次ぐ嬉しい贈り物です。が、単なる物質的な商業主義で宗教行事とは関係ないです。
スリランカの街角では平素イエス・キリストや仏陀を始め多くの宗教のモニュメント像が建っている宗教的な競争がありました。私はあくまでその信仰する宗派の信徒たちがこころから宗祖をはじめ教義に基づいた祭事をすべきで商業主義になるのは疑問です。
これらのことの背景は、家庭や学校教育強いては日本の政治や宗教界に問題がありそうです。
(写真上;川崎大師、写真下;川口市Liliaロビー)
2019年11月2日の朝日新聞では文化の日(11月3日)を前に問題提起をしている。それは現在の文化の日を「明治の日」にする動きだ。昭和天皇の誕生日(4月29日)が「昭和の日」に倣ったことからのことだ。
令和になって皇室行事がよく報道される。其の記事によると春分(秋分)の日は、「皇霊祭」、勤労感謝の日は、「新嘗祭」と日程が重なると言う。