原爆が広島と長崎に投下されてから72年。人類にとって悲惨な姿を描いた丸木位里・俊画家夫妻の絵画を埼玉県東松山市の美術館ではじめて見ました。今まで原爆の図以外を描いた「沖縄戦の図」は、宜野湾市の佐喜眞美術館でみたり、各地の原爆展では丸木画家夫妻の複写類を何度か見てきました。しかし本物をじっくり見たくなり訪問しました。又、この貴重な絵画を管理する施設の保存基金(新館の建設)を呼びかけている報道を知り行ってみてきました。
原爆投下後直ぐ現地に行って、見て、聞いて描かれた絵には正直驚いた。
50年以上前から此の美術館の地で丸木画家夫妻が描いてきた空気が伝わってきました。そして見学後、保存基金とは別に友の会【維持会員年5千円】に加入しました。この貴重な絵画は1950年頃描かれたのが多く、主に屏風8枚【15部中7部が鑑賞できた~長崎の原爆の図は、現地の資料館に展示】に描かれていますが、西陣織などに描かれたものもあります。
此の原点は、平和が一番であり、命の大切さ、戦争による悲劇を二度と起してはならない事を強く訴えています。現在の日本の政治は逆戻りの様相です。
余談ですが、身近な方で生後1ヵ月余日に広島の中心地から数キロ先で被爆した方を知っています。泣き言は言わない強靭な精神をお持ちの女性です。丁度6月30日で72歳になります。一度直後の東日本地震で破壊した原子力発電所の近くの飯館村や仮設住宅そして津波が押し寄せた海岸を一緒に取材した事があります。しかし津波被害地訪問の印象のコメントは、「見るのがつらい」との言葉でした。
当美術館への問い合わせは、URL及び電話(0493-22-3266)等でお願いします。
@原爆の図の写真は撮影禁止ですので屋外施設の3枚(痛恨の碑、原爆観音堂及び位里像)を載せます。美術館のHPからはすべてが見れます。
≪Wat Japan in Saitama≫を入れました。独立してのホームページを作成。
http://kawai.servebeer.com/~masahiro/
http://marsk.html.xdomain.jp/